みんなの協力があって、何とか文句を最小限にとどめることができた。
もちろん、私の横でフォローしてくれたあゆの力が一番大きいけど…
普段そんなに話さない人達や倉本くんまで立ち上がってくれた。
それに…
きっと、さっき拓にもらった『元気』も私のことを守ってくれたんだと思う。
みんなに感謝しなくちゃ。
もうすぐ1時間目の授業が始まる。
私は自分の席に着いて、朝に拓の唇が触れた左頬を、そっと触った。
やっぱり頬から熱がほんのり出た気がしたけど……
いつの間にか顔がにやけていて、それに気付いた私は慌ててうつむいた。
なんで…
私、にやけてるんだろう?
あんなに拓が触れてくることに緊張してたのに。
やっぱり…身体が『うれしい』って言っているのかな?
ドキドキと緊張はまだ治まらないけど…
拓からもらったパワーを、無駄にはしないように頑張ろうと思った。
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