「でもさぁ、瀬川ならマジでやりかねないよねー」
「そう言えばさっき、『俺が同じクラスだったら黙らせてやる』とまでは言ってたけど……」
「似たようなもんだろ。まー拓の行動パターンはだいたい読めるからな」
私とあゆで「あはは」と笑っていると、いきなり誰かに肩を叩かれた。
「…なんか、私が出る幕、全然なかったみたいだね」
「あ、映美佳」
そのまま私達に入ってきた映美佳は倉本くんの後ろから顔を出してきて、倉本くんの送ったメールの画面をのぞきこんだ。
「…まー、よく思い付くよね。こんなこと」
「小谷とは頭が違うからな。それじゃ」
「いちいち嫌味なこと言わないでよ。逃げる気!?」
「あー?馬場んとこ行くだけ」
倉本くんはさらっとそんなことを言った後、そのまま手に持った携帯をいじりながら教室を出て行った。
映美佳を怒らせてから行ったのは…
倉本くんの元々の性格なのか、わざとなのか、やっぱり分かんないんだけど。。。
「まあまあ映美佳。とりあえずさっきのは収まったし、これからクラスがまとまんないといけないから落ち着いてよ」
「何か倉本って最近突っかかる言葉が多いんだけど。あかねちゃんに言ったら何とかしてもらえるかなー」
「どーだろ……。てかそれ、かなり前からだよ…映美佳」

