引っ込み思案な恋心。-2nd






「いや……、このメール、同報で送りつけただけ」






そう言いながら倉本くんが私達に携帯の画面を見せてきた。







『これ以上杉田に文句言ったら、拓が締め上げるって言ってたぞ』







え?



コレ、本当の話???






「さっき文句言ってたヤツらも拓のダチだからな。さすがにビビってたな〜、こんなハッタリでも」



「ハッタリ?…にしては、よくとっさに思い付いたわね」



「まーな。杉田…、昨日馬場と電話で話したんだろ?俺んトコに夜中に馬場から電話来て、『どーにかしろ』とか言われてさ」



「え…、あかねちゃん、あの長電話の後、倉本くんにまで電話してたの…?」



「ああ。でも夜中だったし、あの時は何も考えずにすぐ寝たんだけど。このメールはさっき思い付いて送った。アイツらのビビった顔、後ろから見てたらすげー笑いそうになったけど」



「アンタも悪い男だねぇ…、倉本」






やり方はすごいけど…





倉本くんも私に協力してくれてたんだ。






…あかねちゃんに頼まれたとはいえ、倉本くんがこんなことに首突っ込むなんて、意外過ぎて驚いたけど。