引っ込み思案な恋心。-2nd






「…で、うちのクラスは毎日昼休みと放課後15分くらい使って練習しようと思ってるんだけど。本番1週間前になったら、朝練も考えようと思ってます」






あゆがそう提案すると、また男子から「そんなにすんのー?」とかいう文句が聞こえてきたけど、あゆが壇上から睨むと文句を言っていた人が少したじろいた。






「あんたら優勝したくないの?自分のコトしか考えないヤツは2組じゃないでしょ。体育祭の時の事、思い出してよ。確かに体育系と文化系、ジャンルは違うけど、チームワークが必要なことは変わらない。柚だって裏で頑張ってくれてるんだから、うちらは思いっ切り頑張って優勝しようじゃん」




「あゆ…?」






壇上から発言するあゆの勢いは、誰にも止められないくらいすごかった。





思わずカッコイイと思ってしまうくらい。






改めて、あゆの友達で良かったと思った。








クラス全員が本当に心から納得したかどうかは分からないけど…





とりあえずクラスのあちこちから出てきた文句をおさめることはできた。






結局私は何もできなくて、あゆと女子バスケ部の何人かが助けてくれたから何とかなったけど…。






あとは、ここからいかにチームワークをまとめていけるか。







きっと…



うちのクラスが優勝するためには、これからが大事なんだと思う。