引っ込み思案な恋心。-2nd






「柚はかわいい反応するよな。1年経つけど全然飽きないな〜」



「不意打ちだよ、今のは」



「待ってたらいつ柚が許してくれるか分かんねえじゃん。とりあえずほっぺから」



「なんか、顔が熱いよ……」






拓の唇が触れた部分を、そっと手で触ってみる。





やっぱりまだすごく熱い。






この階段も朝の冷気で冷え切ってるはずなのに、顔だけが異常に熱くて、もはや寒さすら感じない。






「そろそろ多田とか来るんじゃねえ?教室行くか。……立てる?」



「うっ、うん、大丈夫…」






…とか言いながら、さっきの拓からの不意打ちキスで足にも力が入らなかった。





結局拓に手伝ってもらって立ち上がってるし。。。






「これから忙しくなると思うけど、困ったことあったら何でも言えよ?俺確かに別のクラスだけど……、柚のためならクラスとか関係ないと思ってるから」



「ありがとう。とりあえずできるところまで頑張ってみるね」



「ああ。俺はいつでも柚に元気あげるからな」



「え?…あっ、ちょっと!」






そしてまた拓に抱きしめられちゃうし。






でも確かに…、拓のぬくもりで少しだけ元気が出た。







頑張る…、頑張れる。






いつも隣にはいないかもしれないけど…、私の心にはいつも拓がついていてくれるから。






このぬくもりを、忘れないように頑張ろう。













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