アナタの隣で




「え?」





そりゃ学校帰りの私は高校のセーラー服…


どっからどう見ても高校生。



…何?






「あのねっ、私この前颯とデートしたの♪」



「おい!!何言って


愛梨!違うから!!」




私は何を言われているのか全然分からない。



「違わないよ~

見て?愛梨ちゃん」





何それ…
私に華さんが見せたものは携帯の画面


そこには…華さんと颯先輩の
プリクラ画像






しかも…2人はキスをしていた。




「私、颯に好きって言ったわ
付き合ってって



そしたらね、颯も彼女とは別れてくれるって言って…抱いてくれたわ」





「……やめろ!!」



颯先輩は分かり易く焦りだした。



何?…今の状況が全然理解できない…
最悪…




「…ねぇ颯
その子と別れて
私と付き合ってくれるのよね?」