だけど…
それは直ぐに本当だと知った。

帰り道に私の前を歩く2人を見つけた。






ほんの少しだけ胸がズキっとした。そこは私の場所なのにって…


大和をとられちゃった…
私だって彼氏いるのに、そんな我が儘な感情はダメだよね。



ちゃんと喜んであげなきゃ。




そう意気込んで2人に近付いた。





「大和~♪」




私の声に2人が振り向く。



「…愛梨」



大和は私を見て少し嫌な顔をした………気がする。




「大和~
牧村さんと付き合ってるんだって?何で教えてくれなかったの?」



「…別に」