智菜『ユカは精霊の村の長老の娘だ。』

マナ『としたらユギは特別な人間の１人。他には？』

ユギは考え込んだ。そしてこう言った。

ユギ『いや。ただこれだけだった。』

智菜『そうか。もうこんな時間だから此処に止まってゆきなさい。』

もうすでに夜になっていた。そしてマナにユギ達が止まる部屋に案内された。

マナ『此処誰も使ってないから自由に使っていいよ。』

部屋の中は、ふかふかなベッドが２つに机が１つ。机の上には写真が飾られていた。

胡桃『なんだろう。この写真。』

ラナ『まさか父の部屋だとは。ああ。それは僕が儀式を行う前の前日に撮った写真だよ。その時はまだ１歳だよ。』