「!」

ディーンは顔をしかめた。

「人間は簡単には殺しますよ。同じ人間をね」

ジャスティスは、笑った。

「ジャスティス!」

「天使の軍団をつくり、魔界に攻め込む!その時、この世界は、無に戻る!」

「チッ」

完全にいなくなったことを確認してから、ディーンは舌打ちした。

しばらく、考えた後、やめることにした。

「まあ…よい」

ディーンは扉を開けると、部屋から出ていった。