春 ~風が吹いたら~


『うん。』





『青山、ホント腹立つもんな!お前そろそろ気づいたら?』





『何を?』





『華恋の言った意味わからないわけ?華恋はお前をかばったかもしんないけど、わかんないなら、俺はかばわないよ?』





『もう彼氏でもないくせに、偉そうに説教しないでくんない?』




有沙は、そっぽを向いた。







『青山は、それで本当にいいんだな?』





『もう帰って!!!!!』





『華恋の言ったこと、きいとけば良かったって、後悔すんなよ…。』