『誰だよ!!邪魔しやがって!』 『仁……』 『あ!やっと、名前で呼んだ!いっつも、あんたとかでさ!ほら!もう、存分に暴れられるだろ!俺は怖いから、勘弁。』 あたしより弱いくせに…。 なのに笑顔で…… あたしよりも前にいるなんて…。 『あ…うん!』 あたしは…仁のことが好き。 頼りなくて、可愛い子たちにモテて……そんなバカみたいな仁が大好き…。 伝えることはないけど…それでも……。