春 ~風が吹いたら~


-- 次の日。-----




あたしは先生に無理を言い、誕生日に退院というプレゼントをもらった。







『翔…ありがとね。仁の家まで送ってなんてワガママきいてくれて!』





『いいよ、田崎くんも心配してたから。車いすでどう生活する?』





『長い距離じゃなければ、壁に掴まりながら歩けるよ!』




翔に笑いかけると、





『なら、怪我をした理由は?』




翔は首をかしげた。







『適当にごまかしとく。』