-- 倉庫。----- あたしは、幸せ者だって思う! こんなにも思ってくれる人たちがいるなんて…。 重いものを持たせないようにと、翔は軽いものの品出しを頼んでくれた。 『菊原さん。私、急に早く帰らなくちゃならなくなっちゃったから、私のところもお願いしちゃっていい?』 バイト先の少しだけ年上のお姉さんが、あたしに頼んだ。 『はい!』 あたしは、その頼みを引き受けた。