『もしもし?潤悟?』 あたしは潤悟に電話をかけた。 『今日、田崎んとこ行ったけど、店長と一緒にいるってきいて。』 『あ、うん。で、どうしたの?』 『明日から、青山んとこで働きながら、そっちのバイトにも顔出すよ。そっちに入れる時間はかなり減るけど……大学出たら、俺を青山んとこに就職させるってさ。』 『本気…なの?有沙ちゃん、今は何を考えてるか、わから………』 『わかってる!でも、俺にはこれくらいのことしか出来ないから。』