『少しサボってから帰りたいし、早く終わるから、流れ作業にするか!俺が渡すから、華恋は車に詰めて。』




そう言うと、不意に大きな荷物をあたしに渡した。












『痛っ…………!!』




あたしの腕は、ブチン!!と嫌な音をたてて、荷物は下へと転げ落ちた。







『え?おい、大丈夫か?!………って、見せろ!!!!!』




血で滲んだ服を捲り上げられ、真っ赤になった包帯で、怪我をしていることに気付かれてしまった。