潤悟は、あたしが仁と住んでるの嫌じゃないのかな…? 『わかった。っと……その前に…』 あたしを抱きしめて、潤悟は耳元できく。 『俺のこと……本当に嫌い?』 不安が入り交じったような顔をしている。 『本当は……全然嫌いじゃ…ないよ…。嫌いに…なる理由なんて…ないし…でも、まだ…これからも…嫌いでいなきゃ…いけないけど…』 『田崎のことは…』 『仁は…有沙ちゃんを……好き…なんだよ。』