その後、ファミレスに入り注文をし終わると、由美はあたしにきいた。







『今でも…やっぱり、華恋の心は潤悟くんと仁くんの間にいる?』





『今はわからない。潤悟を傷つけたくないっていうのだけは、今でも変わらないけど。でも、仁には彼女がいるし、前より気持ちも落ち着いた。潤悟よりも、仁の方があたしのことはよく知ってるけど、少なくとも今、心は潤悟よりにある気がする。』




いつからだろう…。



潤悟と仁の間で激しく揺れていたあたしの心は、少しだけ落ち着きを取り戻していた。