『潤兄はまだ言ってないか。なら、詳しくは本人からきいた時に。ただ、潤兄は昔みたいにまた、明るくなったから。』 『わかった。』 『あと……家に来てくれて、ありがとう。母さんも父さんも喜んでる。だから、邪魔だとか変な気は遣わなくていいから。じゃあ、おやすみ!』 『ありがと。おやすみぃ!』 拓巳くんがドアを開けて出ると、潤悟がちょうど部屋から出てきたところだったらしく、今度は潤悟と話すことになった。