-- 夕方。----- 『仁、どうした?』 先に来ていた仁の隣に座り、尋ねた。 『何かなきゃ、会っちゃまずい?』 『まずいでしょ…。お互いに…付き合ってる人がいるんだから。』 仁は真剣な顔をして、何を言ってるんだろう…。 『俺がもし有沙と別れたら、会ってもいいわけ?』 『もしかして、酔ってるの?』 『なぁ!いいわけ?お前と西野は、上手くいってるみたいだな。』