敦也の誕生日と同じ日だった。 「好きになった人も、友達も、家族も、これから出会う人たち全員を、とことん愛して、とことん大事にしよう。」 なぜか敦也の言葉が、潤悟の頭の中を駆け巡っていた。 『俺の誕生日がどうした?』 『いや……』 『言いたくないなら、無理に言わなくてもいいよ。あ!それより、友達にならない?同じ学部だろ?』 『何で…わかった?』