そして、恋人を作ることも…。 二度とつらい思いをしないために。 ∥∥ 10月。∥∥∥∥∥ 潤悟と仁は出会った。 『あ!ごめん!!』 仁が潤悟にぶつかったのだ。 『あ…これ…』 潤悟が仁の落とした生徒証を拾った時には、もう仁の姿はなかった。 『田崎 仁…か。同い年で同じ学部で………誕生日が………』 潤悟は仁の向かった方へと走った。