『大学…誰かが落ちてたら、自分も落ちたふりして…DVDだけ見せて、この手紙は………隠すつもりだったんだろ……?!人に気を遣うなって言っといて…一番、気遣ってんのはお前じゃんか…!』 潤悟は床へと泣き崩れた。 ∥∥ 次の日。∥∥∥∥∥ 卒業証書は置いたまま、DVDと手紙だけを持って別荘を出た。 『どうしたの?!』 『中西先生…俺……大学卒業しますよ…。見てて下さい…。3人で必ず…』