沼口さんは余程、潤悟のことが気になるらしい。 -- 夕方。----- 職場に、初めて違和感を覚えた。 皆、なぜかいつもより素っ気なく……ほぼシカトの状態で…。 『華恋…ちょっと。』 倉庫の隅から、小さな声で潤悟が呼んでいた。 『皆、どうしちゃったの?』 あたしは、わけがわからないでいた。 『沼口さんが皆に、昨日の仕事中、俺たちが話してたってことを、流したみたい。』