昨日の帰り……バレてたか…。 内心、冷や冷やしていた。 『色目をつかった覚えがないのですが…それは、い…いつのことでしょうか?』 『昨日の仕事中よ!段ボール取ってもらってたでしょう!!!!!あのくらい取れるでしょう!』 バレて…なかった。 あたしは、ほっとした。 『すみませんでした。脚立が無かったものですから、たまたま通りかかった西野さんが、親切に取って下さいました。今度からは、気をつけます。では、失礼します。』