「明はすげぇよな……」 クスリと笑みを零していると家のチャイムが鳴った。 なんとなく、誰が来たか予想はつく。 「はいはい、どちら様?」 『……あたし』 予想は的中。 小さく呟いた声から、何かあったことはわかった。 「はいはい、どうぞ。今丁度飯作ってるけど食う?」 「……食べる!」 ドアを開けた瞬間の表情から、今日は少々ご立腹らしいこともわかった。