「ほら、明! 俺のズボン貸してやる!」 「……あ……ありがと、哲太!」 差し出したズボンを満面の笑顔で受け取る明。 うん、お前にはそういう顔が一番似合ってる。 俺が、その笑顔守ってやるよ。 そのために、俺はお前の何になればいい? 幼馴染のままだと……ダメなのかな? もっと大人になれば……彼氏……とか? あ! でも、そういうのって明の気持ちも必要なんだっけ!?