はあー。
   高校にはいって
約半年。
   毎日がつまらない。
   ほんとーに
   おもしろくない。
   周りの子たちは
   彼氏とかできて
   さわいでる。
   莉那は
   そーゆーのが嫌い。
   彼氏?
   なにそれ?
   ってかんぢですよ。
   男なんて
   信じないほーがいい。
   信じたらまけ。
   男はそーゆーもんかな?
   なんて
   おもう私。
   名前は 「池島 莉那」
   莉那は
   この学校がきらい。
   なんできたかって?
   親にきめられたから。
   莉那の親は
   会社のおえらいさん。
   よくしらない。
   だって
   親がきらいだから。
   毎日が屈辱。
   学校も家も。
   ほんと嫌。
   今日も
   屋上で授業さぼってる。
   いちばんおちつく場所。
   屋上だけが
   莉那のい場所。
   だって
   なんにも
   きーつかわなくていいから。
   はあー。
   莉那最近とくに
   病んでる。
   「はあー。」
   ってまたためいき
   でちゃった。
   「そんなためいきばっかだと
    幸せにげんぞ。」
   なんか急に声がした。
   びっくりしてみたら
   おんなじくらすの
   男だった。
   でも名前しらない。
   「別にいいよ。
    どーでも。だれ?」
    「ひっでなー。おんなじくらすの
     佐藤 健太だよ。おぼえとけ。」
   「いや。」
   「つめてーな。まいいけど。
    俺教室もどるは。」
   といって健太は
   もどっていった。
   これが健太との
    最初の出会いだった。