―…1年前 あたしは中学三年生で受験勉強に追われていた。 はぁ…勉強やだなぁ バタバタ! もう!お兄ちゃんかな? 「お兄ちゃん!今勉強して―…」 そこにはお兄ちゃんと知らない人がいた。 「わりぃわりぃ!あ、暁こいつ妹の柚。」 「疾風の妹?かわいいね。」 ふわっと笑顔を見せられて、あたしは暁君に心を奪われた。