「柚おかえり~!って暁!?」



家に入るとお兄ちゃんが晩御飯の支度をしていた。



「お、お兄ちゃん…あたし、暁君と……。」


「付き合うことになったから。」



パリーンとお皿を落とすお兄ちゃん。



「やっとか…!」


「「え?」」


「やっとおまえらくっついたんだな――!苦労したぜ…。」



なにが苦労したぜ…よ!


お兄ちゃんのせいであたしたちは遠回りしたのに…!



「ま、これから疾風のことはお兄義さんって呼ばせてもらうわ。」



お兄ちゃんは顔をヒクつかせる。




「それだけはやめろ―――――!!!」




★ホントのホントにEnd★