ショッキングピンク×リボルバー






新宿駅前のあかり



なんだか空気があったかい
お店いっぱい、並んでるからかな




少し歩くと
彼と青山さんが、同時に
『 あ 』って言った




「 どうしたんですか? 」




「 …いや、 こっち行くとうちだ 」


青山さんが笑って、方向転換




『 …俺も間違えた 』



アズさんと私は、ケラケラ笑う




「 え、でも!
ウワサに聞く屋上!私も見てみたいし
せっかくだから… 」





『 …お前は駄目 』




「 え なんでよ〜 」






『 …場所知ったら

困ったり悩んだ時、絶対行くだろ

状況考えずに 』





「 ――― あ、…… う… 」




… 否定出来ない

ちょっとそれも、頭に浮かんだし…



青山さんは、くくって笑ってて



「 灰谷の所戻る前に
ついでだから、
百均でジュースとか買って行こう 」



そう言って

横断歩道の先にある
赤と黄色の看板を、指差した