『 …嘘 』
「 ――― !! 」
『 …だってお前、まだ食うだろ 』
「 くっ 食うよ?! 」
『 …何怒ってんの 』
「 怒ってない!! 」
『 …怒ってんじゃん 』
「 け、結局ワイヤレスは!
シールドなしで
演奏出来るって事だよね?!
… それでどうしたの?!
そのカップルは!! 」
ドスンと座って、
三枚目のピザに噛り付く
彼はクッションを頭にしたまま
体は床に、投げ出してる
『 …演奏終わって
予定ではアンコール、
"Black Out"やろうかって
話してたんだけど 』
「 …え
実際やったの
" YOU " だったよね? 」
『 " 君と初めて会った時
ボクには青空が見えた
きっと出会えたのは
偶然なんかじゃなくて
この世になんかいないはずの
カミサマみたいなものが
ボクにくれた 柔らかい
たったひとつの 大切なモノ " 』
「 ―― " YOU "って
そんな歌詞の内容だったの?! 」
『 …知らないで
いい曲とか言ってたのかよ 』
「 だ、だって…
意味なんかドイツ語とか入ってて…
そんなのわかんないし
でも曲、カッコイイし…
―― パンクロック?ガレージロック?
なんか"CheaーRuu"は
そんなジャンル系だって
マキちゃんが言ってた!!
それで?! 」
『 … だから
そういえばお前、
エフェクター使ってないね 』
「 え、 や… よくわかんないし 」
彼がムクリと、体を起こした


