教室のざわめきが、だんだん大きくなっていってる気がする。
でも杉崎くんで全く周りが見えない。
こんなに人と接近したことがない私は、どうしていいのか分からず、呼吸する事さえ忘れ、杉崎くんに見入っていた。
━すっごい…宝石みたいなとび色の瞳。
サラサラの髪。
どこかの絵画から抜け出してきたみたい…。
私にとっては永遠とも思える時を、のんびりしたチャイムの音が終了を告げてくれた。
「具合が悪かったらちゃんと言えよ。」
優しい笑顔でそう言うと、ポンと私の頭を軽くたたき、席に着いた。
━ はぁ~…。━
やっと呼吸の仕方を思い出す。
先生の話なんて全然耳に入って来ない。
目の前の背中が気になって。
杉崎くんの声や顔が、体中ローテーションしていた。
でも杉崎くんで全く周りが見えない。
こんなに人と接近したことがない私は、どうしていいのか分からず、呼吸する事さえ忘れ、杉崎くんに見入っていた。
━すっごい…宝石みたいなとび色の瞳。
サラサラの髪。
どこかの絵画から抜け出してきたみたい…。
私にとっては永遠とも思える時を、のんびりしたチャイムの音が終了を告げてくれた。
「具合が悪かったらちゃんと言えよ。」
優しい笑顔でそう言うと、ポンと私の頭を軽くたたき、席に着いた。
━ はぁ~…。━
やっと呼吸の仕方を思い出す。
先生の話なんて全然耳に入って来ない。
目の前の背中が気になって。
杉崎くんの声や顔が、体中ローテーションしていた。

