これぐらい言ったら
諦めて自力で成仏するだろう。
……っていうあたしの考えが
甘かった。
当の服部は今あたしの目の前でお腹を抱えて爆笑している。
『っはっは!まじうけるわ!』
何がうけるんだこいつは。
笑いのツボが理解できない。
いつのまにかあたしは
冷静さを取り戻していた。
服部はひーひー言いながら
話始めた。
『まあ、そーだよな。
誰だか分かんねえ奴の為に
自分の幸せ、
取られたくねえもんな…。
けどさ、この力は
りこしか持ってねえんだよ?
お前のお陰で
何人の奴がちゃんと
成仏出来たと思う?
りこには悪いけどさ
俺達死んだやつらにとって
お前は最後の希望なんだよ…』
いきなり暗くなる
服部を見てあたしは
焦ってしまった。
「…少しぐらいなら
力になれなくもないよ…?」
言った瞬間に
暗かった服部は一瞬で
笑顔になった。
……まんまとやられた。
と思ったのは遅すぎた。
そしてこれからあたしは
ある意味市川よりも
面倒くさい奴と
過ごさなければ
ならなくなった。
諦めて自力で成仏するだろう。
……っていうあたしの考えが
甘かった。
当の服部は今あたしの目の前でお腹を抱えて爆笑している。
『っはっは!まじうけるわ!』
何がうけるんだこいつは。
笑いのツボが理解できない。
いつのまにかあたしは
冷静さを取り戻していた。
服部はひーひー言いながら
話始めた。
『まあ、そーだよな。
誰だか分かんねえ奴の為に
自分の幸せ、
取られたくねえもんな…。
けどさ、この力は
りこしか持ってねえんだよ?
お前のお陰で
何人の奴がちゃんと
成仏出来たと思う?
りこには悪いけどさ
俺達死んだやつらにとって
お前は最後の希望なんだよ…』
いきなり暗くなる
服部を見てあたしは
焦ってしまった。
「…少しぐらいなら
力になれなくもないよ…?」
言った瞬間に
暗かった服部は一瞬で
笑顔になった。
……まんまとやられた。
と思ったのは遅すぎた。
そしてこれからあたしは
ある意味市川よりも
面倒くさい奴と
過ごさなければ
ならなくなった。
