「ヤキモチって…あの?」 「そう、あの」 ボクは崩れた制服を直す。 「オレヤキモチ妬かれるようなことしたか?」 「男子と話してるとこ見てね、蒼ちゃんは嬉しそうに話してたしね」 「違うって!あ…あれは…その…」 『ねぇあれ彼女かな?』 『へぇ、彼女なかなか可愛いじゃん』 なんだ、やっぱり可愛いんだよね…蒼ちゃん。 だから余計ムカつく。 当の本人は赤い顔のままでゴニョゴニョ言ってるし…。 「蒼ちゃんこっち来て!!」 「は?」