甘々なふたり♪





「折角、羚美様が遊びに来てあげたのに……えらい、冷たいじゃない。」




三郷さんはよよよ、と泣き真似をして。




「デートの約束もしたじゃない!」




声を張り上げた。




えっ?
デー…………ト?
まさか、翔が浮気?




サァーッと血がひいてくのがわかる。




「…………か、ける…浮気してたの?」




自分で言って、ズゥーンと肩を落とした。



「……そーだよね。翔は、あたしなんかじゃ満足出来なかったね………気付かなくてごめんなさい…。」





涙が混じる。
うまく喋れない。翔の顔も見れない。