もちろん、あたしと翔はそちらを向く。 「…………………み、三郷……。」 翔は入ってきた子を見るなり、顔をひきつらせる。 「…翔?誰その子?」 三郷と呼ばれた人があたしを見た。 「…………俺の彼女。」 小さくだけど、はっきりした強い声色で呟いた。 あたしの顔は茹でダコみたいに真っ赤に染まる。 だけど……………………。 「………あたしという女が居ながら、浮気だなんて〜!許せないっ!!」 「ギャーっ!!!!!!!!」 勢いよくあたしに掴みかかってきた、三郷さん。