しばらく経ってから、ようやく翔が唇を離した。




「……やべー…可愛すぎる。」



翔があたしの頬を撫で、言う。





「……………誰か来ちゃうよ…?」




いつの間にか、横向にされたあたし。





紅くなった顔を隠すように、少し俯く。





「……お弁当、食べないの?」




「食べるけど?愛希が食べさせてくれんだろ?」






…………………はい?