「お前、忘れたのか?」 翔が瞳を大きく見開く。 「え?何を!?」 「お前…あんな大事な事を忘れるとは……とびっきりのお仕置きが必要だな?。」 そう言って、ニヤリと笑った。 翔がこうやって笑ったときは、ろくな事がない!! ヤバい!思い出さないと…。 普段使わない頭をフル回転させる。 「えーっと…あっ!そういえば、今日から新しい所に住むんだよね?」 恐る恐る翔の顔を覗き込むと……