「うわぁ〜!結構広いんだね!」




あたしはグルグル部屋の中を見回して、その後に翔を見上げる。




「まぁな。いろいろ資料とか教材とかあるからな。広くしないと狭いんだよ。」




翔はそう言ってデスクに備え付けの椅子に腰掛けた。




「愛希、此処座って。」




「……え?」




翔に指されたのは、翔の膝の上。




「な、なんで!?食べづらくなっちゃうよ?」




「いいから。早く座って。」



「きゃっ!ちょっと!?」




翔に無理矢理、抱き上げられて膝の上に座らされる。