「愛希?」




ふらふらさ迷っていると、聞き慣れた愛しい人の声。




すぐさまクルッと振り返る。




「翔!やっと見つけた!」




ぎゅっと翔に飛びつく。
そんなあたしを翔は優しく受け止めてくれた。




ふわっと香る、翔の甘酸っぱい香り。
あたしの大好きな匂い。