「なんで?可愛いでしょ?」




「可愛い訳あるか。絶対やるなよ?恥ずかしい。」



また、あたしを引き寄せてさっきよりも強く抱きしめる。




「あはは♪じゃあ、やんな〜い。」



「それでよし。」



ちゅっとおでこにキスをされた。




「お弁当箱ある?」



「んー…あった気がする。」



「あったら貸してね。」



「おう。」




短い返事の後、翔はあたしの部屋を出て行った。