甘々なふたり♪





「その子だよ。」




あたしが微笑んで云うと、翔はあたしから離れた。



「ならいいけど。…浮気したその時は、覚えとけよ?」



不敵に笑う彼にドキリと胸を鳴らす。







「………ずるいよ。」




「なにが?」




「翔はいつもあたしをドキドキさせてばっかり。」




「はぁ?そんなの当たり前だろ。男の役目なんだから。」




「ずるい。あたしだってドキドキさせたいよ…。」




あたしは翔のシャツの裾をきゅっと握る。