椅子に座る前に翔が立ち止まった。 「……ちっ!」 「えっ!?」 軽く舌打ちをされて、腕をぐっと引っ張られた。 そのまま、翔に引っ張られながら翔の部屋に入った。 「翔?どーしたの?」 翔の顔を覗き込んでみると。 「わっ!なに!?」 翔にぎゅっと抱き締められた。