全速力で学校の正門まで走る。 ………はぁぁぁ。良かった! まだ来てない〜♪ 辺りをキョロキョロと見回して、安堵の息を吐く。 「…三分遅刻。」 後ろから被さる声に 身体を強ばらせた。 「時間厳守って云ったよな?」 ゆっくりと振り返ってみると……。