「「ぱぱ!おかえりなさい!」」




あたしはリビングに居たけど子供たちの声がよーく聞こえた。




「大人しく待ってたか?」



声の主はもちろん、翔。



変わらない見た目。
昔と変わらずにかっこいい。



「「まってた!」」




やっぱり双子なだけあって綺麗にハモる。


そんな二人を翔は片腕に器用に抱き抱えている。




「愛希、ただいま」



「お帰りなさい………ん…」



翔は双子を下ろして、そのままあたしの唇に小さいキスをした。



全く、子供の前で………!!



「ただいまキッス」



べっと舌を出し悪戯な笑みを浮かべた。