一週間後、無事に和貴さんと付き合えたとの真優からの連絡。 それは、翔も同じみたいで。 「あのふたり付き合ってるんだな」 「そうみたい。よかったぁ!」 あたしは自分のことのように嬉しくなってしまった。 「喜び過ぎ」 そういい、翔は呆れたように手にしている雑誌を広げた。 「だってー!ダブルデートとか出来るでしょ?憧れだったんだもん…」 あたしは翔の隣にちょこんとソファーに座った。