「ねぇねぇ、今日の放課後空いてる?ちょっと、付き合ってほしいところがあるんだけど」 手を合わせてお願いしてくる真奈美。 大きい瞳が、あたしの顔を覗く。 「また?何回合コンに行ったら気が済むの?」 あたしは、呆れた声でつぶやく。 「だって、この間狙ってた人が晴香狙いだったんだもん。だから、お願い!彼氏を作るためにもね?」