ハスキーボイス




「はぁ…もう六時か」



辺りは薄暗くなっていた。


家に帰る気もせず、街をブラブラと歩いていた。


たくさんの若い人でにぎわっている。


あちこちで笑い声が聞こえてくる。



そんな中、ライブハウスの前でビラ配りをしている男の人に目がいった。