ありえない。

そこは、体育館のベランダだった。

しかしここには、鍵がかかっているハズ…。



「ちょっと待ってくださいね♪スグ開けます!」



梨杏チャンは、
ドアに鍵を差し込んだ。





ベランダは、
日向と日陰と両方あって
なかなか快適だった。



「なんで梨杏チャン鍵を持ってるの?」と、凛が聞いた。



「落ちてたから!」



届けるだろ、普通………。