現在時刻、午前6時30分。
念のため早めにセットしておいた目覚ましがなり、のそのそと起き上がる。
バンッ
「ナル姉おはょ!
あっ昨日髪染めたの?!」
ベットの上でポケッとしていたら突然ドアが開いて、妹の乃藍が入ってきた。
「ぉはよぉ・・・。
ぅん。高校でびゅー的な感じで・・・。どぉ?」
染めて間もない栗色の髪をつまんで聞いてみる。
「似合ってるよ!
・・・あっ、ご飯出来てるから着替えたら降りておいでね?」
「ぁいあーい・・・。」
パタンッ
我ながらしっかりした妹だと思う。
ひいき目とかそんなんじゃなくね。
乃藍はお父さん似の端正な顔立ちだし、スタイルも抜群。
背だってたぶん姉のあたしより高い。
お母さん似のあたしは高校生にはとても見えないチビ・・・。
ホント恨むぜマイ・マザー・・・(涙